最新版をTECOASのウェブサイト から、ダウンロードして下さい。
(配布物に付属のREADME
や
sobalight.html
も参照ください。)
以下、入手した配布物(tecoas-0.9.zip
)の展開先が、
${TECOAS_HOME}
であるとして話を進めます。
TECOASに対して、起動時に以下のいずれかの設定ファイルを読み込ませることが できます。
.tecoasrc
*1${TECOAS_HOME}
内のtecoasrc
*2
tecoasrc
(ただし、すべての行がコメントアウトされています)が含まれていますので、
こちらを編集してお使い下さい。
$
、>
はコマンドプロンプトを表しています。)
$ cd ${TECOAS_HOME} $ java -jar sobalight.jar |
エクスプローラで${TECOAS_HOME}
を開き、
sobalight.bat
ファイルをクリック。
> start 8383 NOSTATE |
$ cd ${TECOAS_HOME} $ java -jar sobalight.jar -no-console server.sol |
> connect <サーバ> 8383 > load viewer.sol |
> connect <サーバ> 8383 |
度々使うなら、client.sol
というスクリプトを必要に応じて編集し、
Unixではそれを直接に実行する、Windowsではclient.bat
を実行する。
自分一人だけで利用する場合には、SobaLightを起動後、コンソールに
> load standalone.sol |
standalone.sol
の読み込みまでを、
standalone.bat
を実行するだけで済ますことができます。
TECOASはビューワとチャットから構成されます。
TECOASを起動すると、ビューワにTECOASのロゴが表示されます。 そのままでは何も出来ないので、 メニューから「Open File」を選択して、 閲覧したいPDFファイルを開いてください。 ビューワの詳しい操作方法は以下の通りです。
ページ操作ボタンを押すことで、ページを変更することができます。 また、ページ番号表示を直接書き換えることで、 指定したページに飛ぶことが可能です。
TECOAS では、ビューワ上で文書に 付箋を貼付することができます。 それぞれの付箋は、点・線・矩形の三種類の形の領域に対して貼り付けられます。 付箋を貼るには以下の手順に従って下さい。
既に貼られている付箋を編集するには「Edit」ボタンを押します。 「Delete」ボタンで付箋を削除することもできます。
また、文書に貼付された付箋は自動的に保存され、 当該文書を次に開いた際にも同じ場所に貼られます。 ただし、中身や名前の変更されたファイルは同一の文書とは認識されません。
ビューワ上には、マウスを使ったフリーハンドでの描画が可能です。手順は 次のとおりです。
なお、付箋とは違って、本機能により入力されたものは、保存されません。 当該文書を次回開いた際には、何も表示されません。
貼付されている付箋は常に他のメンバーと共有されていますが、 見ているページは同期されていません。 同期ボタンを押すと、自分の今見ているページを 他のメンバー全員に見せることができます。 ただし、付箋を編集中の人は同期されません。
テレポインタ機能を用いて、ビューワ内での自分のマウスポインタの動きを、 他のメンバーへ見せることができます。
テレポインタボタンをクリックすると、テレポインタモードとなります。 もう一度クリックすると、テレポインタモードは終了します。テレポインタ モード中は、自分のマウスポインタの横にユーザ名が書かれたラベルが 表示され、それが、マウスポインタの動きを追い続けます。
チャットは主に上下二つの部分から構成されます。 上部には各メンバーの発言が蓄積表示されます。 下部は自分の発言を準備するための欄です。 送信ボタンを押すと、下部で準備したメッセージが メンバー全員に送信されます。 クリアボタンはまだ送信されていない入力を破棄します。 メニューから「Insert Image」を選ぶことで、 Javaの読み込める任意の画像を扱うこともできます。
チャットおよび付箋用のウィンドウ内では、 文字列だけでなく数式の入力も可能です。 数式の入力方法は以下の通りです。
また、数式の入った文章も普通の文章と同様、 コピー&ペーストすることができます。
クリップボードに数式が格納される場合、 他のアプリケーションからも参照できるシステムクリップボードには、 そのソースが格納されます。
TECOASのメニューの「Quit」を選ぶと、共有している全員のTECOASが終了します。 自分一人だけ抜けたい場合は、SobaLightのコンソール上のExitボタンをクリック して下さい。
TECOASを使用するには、
SOBAフレームワークに付属している汎用アプリケーションが必要となります。
以下では、フレームワークがインストールされているディレクトリ
(デフォルト値は、
C:\Program Files\SOBA Project\SOBAフレームワーク...
)
を${SOBA}
として、TECOASのインストール方法を説明します。
TECOASのクラスファイルをフレームワークの
汎用アプリケーションに追加します。
配布パッケージにある TECOASの各ツールの設定ファイルをフレームワークの
汎用アプリケーションに追加します。
配布パッケージに含まれている 汎用アプリケーションで実行可能なアプリケーション一覧は、
「
tecoas.jar
というファイルを
「${SOBA}\apps\
」の下のコピーして下さい。
コンテキストファイルの追加
shared-context-tecoas.xml
というファイル
を、「${SOBA}\home\system\appli\
」に
コピーして下さい。
ツールの登録
${SOBA}\home\system\config\win32\applications.xml
」
というファイルに記述されています。
このファイルを以下のように編集して、TECOASのツールを登録して下さい。${SOBA}\home\system\config\win32\applications.xml
(追加部分を赤で示しています)
(以上省略)
<SharedObject uri="SobaAP:Chat" context="shared-context-chat.xml"
class="org.soba_project.application.component.chat.ChatSharedObject" />
<SharedObject uri="SobaAP:Browser" context="shared-context-browser.xml"
class="org.soba_project.application.component.browser.BrowserSharedObject" />
<SharedObject uri="SobaAP:ResourceManager" context="shared-context-rsmgr.xml"
class="org.soba_project.application.component.rsmgr.RsMgrSharedObject" />
<SharedObject uri="Texsoba:Viewer" context="shared-context-tecoas.xml"
class="texsoba.TexObject" />
</shared-objects>
</applications>
各メンバーは既に、SOBAフレームワークに付属の汎用アプリケーションを起動して、
一つのセッションに参加しているものとします。
(詳しくは、INCPODが配布する
汎用アプリケーションユーザーズガイドを参照して下さい。)
TECOASが正常にインストールされていれば、
ツールボックスのツール一覧の中に
「TECOAS」が現れるはずです。セッション内のメンバーの一人が、
TECOASを選択して共有を開始すれば、起動は完了です。
gs
」とタイプし、
Ghostscriptが起動できることを確認してください。
インストールしたGhostscriptが起動できない場合は、
パスが通っていない可能性があります。
環境変数PATH
の設定を確認して下さい。
gswin32c
を使いたい場合は、
後述の質問と回答を参考にして下さい。gswin32c
」コマンドを
使うには、どうすればいいですか?tecoasrc
ファイルにgs=gswin32c
PATH
が適切に設定されていなければ
使えませんので、注意して下さい。tecoasrc
ファイルにtex_user_preamble=
\documentclass
を変更したい場合は、
tex_preamble=
を使って下さい。shared-context-tecoas.xml
)が、
正しくディレクトリ「${SOBA}\home\system\appli\
」
に配置されているかどうか確認して下さい。${SOBA}\home\system\config\applications.xml
」
に追加した記述が正しいかどうか確認して下さい。${SOBA}\home\system\config\win32\applications.xml
」
に追加した記述が正しいかどうか確認して下さい。tecoas.jar
がちゃんと
「${SOBA}\apps\
」の下にコピーされていることを
確認して下さい。tecoas@kaba.or.jpまで メールでお知らせ下さい。
このページは、 TECOAS本体の バージョンと関係なく更新されることがあります。 常に最新のものを 参照するようにして下さい。